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「KIKOE」音楽家 大友良英ドキュメンタリー映画
 
音楽家 大友良英を定点とした ある体系の観察記録
それは星と星を線で結び 星座を形作り 名前を与えるような身勝手で完璧な仕草である

1990年代から2007年までの大友良英の活動に焦点を合わせた大友初のドキュメンタリー映画。大友本人や彼と関わりのある多くの音楽家、評論家、アーティストなど総勢100名ほどの記録映像やインタビューなど500時間にも渡る膨大なアーカイブズを岩井主税独自の切り口で101分に構築した奇妙な時間の綱渡り。

<国際映画祭正式招待上映>
第38回 ロッテルダム国際映画祭スペクトル部門
第06回 リスポン国際インディベンデント映画祭
第05回 サンティアゴ国際映画祭
第14回 ミラノ映画祭
第24回 マルデルプラタ国際映画祭

<国内上映>
吉祥寺バウスシアター爆音映画祭2009
CREAMヨコハマ国際映像祭2009
第24回高崎映画祭
ユーロスペース(配給:スローラーナー)
UPLINKX、ほか全国各地でロードショー

監督、製作、編集、撮影、インタビュー:岩井主税
翻訳:木幡和枝、尾崎薫子、ペトル・ホリー、クリストフ・シャルル
整音:近藤祥昭、大友良英、葛西敏彦 宣伝美術:永戸鉄也
2009年/日本/カラー/DV/ステレオ/99分【2010年 再編集版 101分】

TRAILER

PERSONNEL

大友良英、菊地成孔、大谷能生、DJスプーキー、ヤン・シュヴァンクマイエル、宇波拓、Mattin、飯村隆彦、足立正生、ジョナス・メカス、田中泯、山本精一、ジム・オルーク、巻上公一、芳垣安洋、 高良久美子、水谷浩章、植村昌弘、杉本拓、ヤマタカEYE、カヒミ・カリィ、浜田真理子、Sachiko M、フアナ・モリーナ、さがゆき、伊集加代、一楽儀光、中村達也、吉田達也、加藤英樹、ナスノミツル、灰野敬二、吉田アミ、ユタカワサキ、梅田哲也、中村としまる、秋山徹次、山内桂、イトケン、Hair Stylistics、秋田昌美、トリスタン・ホンシンガ−、刀根康尚、飴屋法水、煙巻ヨーコ、江藤直子、青木タイセイ、石川高、津上研太、近藤達郎、栗原正己、宝示戸亮二、大蔵雅彦、島田雅彦、アルフレート・ハルト、アクセル・ドゥナー、ジョン・ゾーン、ビル・ラズウェル、モリイクエ、クリストフ・シャルル、カレン・ブルークマン・ベイリー、ブリュンヒルト・マイヤー・フェラーリ、クリスチャン・マークレー、フレッド・フリス、ボブ・オスタータグ、カール・ストーン、ジョン・ローズ、ジャジー・ジョイス、木幡和枝、椹木野衣、平井玄、副島輝人、佐々木敦、音遊びの会、Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra、Ground-Zero、I.S.O.、COSMOS、Incapacitants、sim、Optrum、DJ TRANQUILIZER、他多数(順不同)

PROFILE(2009年「KIKOE」公開当時の情報)

  • 大友良英(おおとも よしひで)
    ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー
    1959年生まれ。 常に同時進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、 その活動範囲は世界中におよぶ。ノイズやフィードバックを多用した 大音量の作品から、音響の発生そのものに焦点をあてた作品に至るまで その幅は広く、ジャズや歌をテーマにした作品も多く手がけ、カヒミ・ カリィ、浜田真理子等のプロデューサーとしても活動する。また、映画 音楽家としても田壮壮監督『青い凧』等の中国映画から相米慎二、安藤 尋、足立正生といった日本を代表する映画監督の作品や、テレビドラマ、 CFの音楽等、数多くの映像作品の音楽を手がける。近年は美術家とのコ ラボレーションも多く、自身でもサウンドインスタレーションを手がけ、 '08年にはYCAMでの『ENSEMBLES』展を行う一方、障害のある子ども たちとの音楽ワークショップ、歌謡曲にも力をいれている。著書に 『MUSICS』(岩波書店)、『大友良英のJAMJAM日記』(河出書房新社)がある。

  • 岩井主税(いわい ちから)
    映像作家/美術家
    1977年生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業、東京芸術大学大学院美術研究科修了。映像、絵画、立体など、さまざまな手法で、「記録すること」「版にのこすこと」という行為そのものをテーマに活動。制作の背景にある「表現の痕跡」「時間の蓄積」「思考のプロセス」を作品として定着させることを試みている。2006年には大友良英と共にイベントスペース「GRID605」をオープンした。

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INFO

2026年10月17日(土)〜11月3日(火)
大友良英+YCAM 新作展「即興!」 関連上映「KIKOE」

山口情報芸術センター YCAMシネマ(山口)
10月25日(日)『KIKOE』上映後、大友良英トークイベント
https://www.ycam.jp/cinema/2026/improvisation/#cinema-work-main-13715
実際の公開ページでは回答部分が閉じた状態で表示されます。
  • MORE >>

    2019 May 26
    Helsinki FINLAND
    metakino #2: music
    KIKOE screening


    2017年9月21日(木)
    札幌国際芸術祭2017(ゲストディレクター大友良英)

    『KIKOE』上映
    シアターキノ(北海道)
    上映後、大友良英さん、岩井主税(『KIKOE』監督)トーク


    2014 Nov 20 Thr
    Sound Track Cologne

    KIKOE screening

    この映画祭では、映画における音や音楽の可能性を探る作品の上映とシンポジウムが行われます。


    2014年1月10日(金)
    宮城大学 事業構想学部 デザイン情報学科(映像デザイン3年生)

    『KIKOE』上映&トーク
    講師:小川直人(せんだいメディアテーク)、茅原拓朗 ゲスト:岩井主税(『KIKOE』監督)


    Miji Festival 2013
    Beijing, Shanghai, Xiamen, Fuzhou

    2013 Jan 2 Beijing, UCCA Contemporary Art Center
    2013 Jan 6 Shanghai, Rockbund Art Museum
    2013 Jan 10 Xiamen, Jihe Art 
    2013 Jan 11 Fuzhou, Rust Space 


    2012年11月23日(金)、24日(土)
    大友良英の今を知る深淵なる2日間

    上映:『KIKOE(監督:岩井主税)』、『アンサンブルズ2010ー共振(監督:藤井光)』
    まちなか情報交流センター
    23日上映後ライブ:大友良英、24日上映後トーク:大友良英、岩井主税、中崎透、竹久侑


    2012年6月24日(日)
    UPLINK FACTORY(東京)
    ドキュメンタリー・ライヴハウスVol.2 『アトムの足音が聞こえる』 vs 『KIKOE』

    上映『アトムの足音が聞こえる』、『KIKOE』
    上映後トーク:須川才蔵、冨永昌敬(アトムの足音が聞こえる監督)、岩井主税(KIKOE監督)


    2011年8月4日(木)
    フォーラム福島
    プロジェクトFUKUSHIMA! 連携企画 
    映画上映会「音楽家 大友良英を観る」
    上映後トーク:大友良英、岩井主税(KIKOE監督)


    2010年12月23日(木)
    AT HALL(大分)



    2010年12月20日(月)
    せんだいメディアテーク開館10周年事業「ことばをこえてー映像の力」

    せんだいメディアテーク 7階スタジオシアター(宮城)
    上映後、大友氏と青山泰知氏による幻のユニットDJ TRANQUILIZERのパフォーマンス。「KIKOE」監督舞台挨拶。
    *以降の上映は「KIKOE」<再編集版>


    【お詫び】 2009年1月から先月にわたり、「1997.9.28 Novo Tono 札幌ライブ」 映像の使用において、Phew氏の承諾を正式に得られないまま、「KIKOE」の劇場上映を行っておりました。この場を借りて、Phew氏ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後はそのシーンを使用せず、再編集したものを公開します。2010年11月 岩井主税



    2010年10月2日(土)~ 8日(金)
    UPLINK X(東京)



    2010年9月4日(土)
    Ongoing FES

    アートセンター・オンゴーイング(東京)


    2010年7月17日(土)
    シネマニワ 主催:cine/maniwa

    勝山文化往来館 ひしお(岡山)
    上映:『ウルトラミラクルラブストーリー』横浜聡子監督作品、『KIKOE』岩井主税監督作品
    大友良英トークショー


    2010年5月22日(土)
    Casa, Sala(福井)

    主催:Pool Side Production、協力:Casa music、Word Public
    上映:「KIKOE」 ライブ:大友良英 solo/L?K?O dj/大友良英+L?K?O duo
    5月17日(月)FM福井"Life is" 『KIKOE』福井上映特集


    2010年4月6日、8日(木)、9日(金)
    第24回高崎映画祭 

    シネマテークたかさき(群馬)
    4月6日上映前、岩井主税監督舞台あいさつ


    2010年4月3日(土)- 4月9日(金)
    新潟・市民映画館シネ・ウインド

    4月4日(日)上映後、大友良英舞台あいさつ
    4月4日(日)新潟市 正福寺本堂 大友良英ライブ


    2010年1月30日(土)- 2月5日(金)
    京都シネマ

    1月30日(土)上映前舞台挨拶:大友良英、岩井主税


    2010年 1月23日(土)
    多摩美術大学 図書館アーケードギャラリー(八王子キャンパス)(東京)



    2010年 1月9日(土)
    金沢21世紀美術館 21世紀塾2009『大友良英を解剖する』

    金沢21世紀美術館 シアター21(石川)
    第一部 上映: 映画『KIKOE』/第二部 トーク:小沢康夫、大友良英


    2009年12月12日(土)- 12月25日(金)
    Planet + 1(大阪)



    2009年12月20日(日)
    MEMENTO VIVERE/MEMENTO PHANTASMA - イキテルキオク マボロシノキオク

    在日フランス大使館旧庁舎解体前プロジェクト"No Man's Land" 参加
    <シンポジウム/ドキュアート:生成と記憶の記録>
    佐藤時啓(美術家・写真家、東京藝術大学 准教授)、木幡和枝(アート・プロデューサー、東京藝術大学教授) 、岩井主税(『KIKOE』監督)、他
    在日フランス大使館旧庁舎別館(東京)


    11月8日(日)、11月29日(日)
    CREAM ヨコハマ国際映像祭 2009.10/31 - 11/29

    東京藝術大学大学院映像研究科 横浜校地 馬車道校舎 大視聴覚室(神奈川)
    11月29日(日)上映終了後トークイベント 松村正人(元STUDIO VOICE編集長)、岩井主税(『KIKOE』 監督)


    11月27日(金)
    メディアラボ/小金井アートフル・アクション(東京)

    前原集会施設B会議室
    講師:岩井主税(映像作家/美術家)『ドキュメンタリー映画の自主制作と公開について』
    メディアづくりのはじめの一歩を学ぶ実践型講座「メディアラボ」。11月は映像編です。 鷺山啓輔氏、坪田義史氏、岩井主税氏を講師に迎え、映像づくりの基本を学びます。3回の講座を通して、映像の世界をのぞいてみませんか?


    11月22日(日)
    大社文化プレイス うらら館(島根)

    主催:KONCHIWA studio


    マルデルプラタ・アルゼンチン
    第24回マルデルプラタ国際映画祭 2009.11/7 - 11/15
    11月7日(土)Cines del Paseo / Sala 1 Diag. Pueyrredo´n 3058
    11月11日(水)Cines del Paseo / Sala 4 Diag. Pueyrredo´n 3058
    11月12日(木)Cines del Paseo / Sala 1 Diag. Pueyrredo´n 3058


    2009年10月18日(日)
    シアターキノ(北海道)

    札幌上映協力:シアターキノ、沼山良明(Now Music Arts)


    2009年10月17日(土)- 10月23日(金)
    名古屋シネマテーク(愛知)



    2009年10月3日(土)、10月4日(日)【*2日間限定上映+関連イベント】
    VACANT(東京)

    主催:NO IDEA 協賛:Ballad.Co.,Ltd. / Musikelectronic Geithain
    ドイツのモニタースピーカー「Musik(ムジーク)」を使用した最高のサウンドシステムで『KIKOE』上映。
    トーク:10月3日(土)横浜聡子(監督)、岩井主税(監督)
    トーク:10月4日(日)大久保賢一(映画評論家)、川部良太(映像作家)、岩井主税(監督)
    ライブ:10月4日(日)L?K?O


    ミラノ・イタリア
    第14回 ミラノ映画祭
    2009年9月14日(月)Parco Sempione, Piazza del Cannone


    サンティアゴ・チリ
    第5回 SANFIC - サンティアゴ国際映画祭
    2009年8月20日(木)Cultural Center - Santiago, Chile
    2009年8月23日(日)Cultural Center - Santiago, Chile


    2009年7月25日(土)- 8月14日(金)
    ユーロスペース(東京)

    7月25日(土)上映前、公開初日舞台挨拶:大友良英、岩井主税


    2009年8月2日(日)
    原宿 VACANT(東京)

    映画『KIKOE』徹底バトルトーク
    トーク:大友良英、岩井主税、大谷能生
    大友良英のドキュメンタリー『KIKOE』はどのようにして生まれたのか。数年間にわたり大友を追い続けた映画監督岩井主税と、映画にも出演しその舞台裏の葛藤を知る論客大谷能生を招き、決して平坦な道のりではなかった制作過程をさらけだしつつ、三者の意見をぶつけ合う時間無制限の本音トーク。客席との質疑応答も交えつつ、『KIKOE』以降の『ENSEMBLES』展にまで繋がる経緯を徹底的に検証する。


    2009年5月29日(金)国内先行プレミア上映
    吉祥寺バウスシアター 爆音映画祭2009(東京)

    ミニライブ:大友良英


    リスボン・ポルトガル
    第6回 IndieLisboa - リスボン国際インディペンデント映画祭
    2009年4月26日(日)Cinema Museu do Oriente
    2009年5月3日(日)Cinema Museu do Oriente


    北京・中国
    CIFA Inaugural Exhibition of Chinese Independent Film Archive- What Has Been Happening Here?
    2009年4月12日(日)
    Iberia Center for Contemporary Art
    ライブ:大友良英、Sachiko M、FEN、他


    ロッテルダム・オランダ
    第38回 ロッテルダム国際映画祭
    2009年1月25日(日)*press only 会場:Venster 4
    2009年1月26日(月)20:00 *world premiere 会場:Cinerama 7 岩井主税監督舞台挨拶とQ&A
    2009年1月27日(火)会場:Venster 2
    2009年1月30日(金)会場:Cinerama 2
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MEMO

パンフレット『KIKOE scenes』
映画『KIKOE』のほぼ全てのシーン情報(撮影日、場所、出演者、楽曲など)が掲載されています。
2010.03 『月刊ウインド』2010年4月号 294号/映画『KIKOE』について
2010.03 『広告』2010年4月号 Vol.381/映画『KIKOE』について(米田智彦、近藤ヒデノリ)
2009.10 『図書新聞』2936号/『KIKOE』(五所純子)
「アーカイブは絵の具のパレットのようなもの。それで絵を描いたり映画を作ったりする。だがそこに複雑な張力を孕んでいる。創造性と周囲への反応との間に。アーカイブとは何か起こるのをじっと待っている刺激物のようなもの。遠くのほうでじっと待ち構えていて、再生されるかもしれないし、されないかもしれないし。奇妙な緊迫性があるということ。創造性と内容と背景を自分がどう解釈するかという問題の間に――」。冒頭でDJスプーキーが語るのを目にして、あたしはこれから起こることの気配を一身に浴びた。
1990年初頭から2007年にわたる、500時間にまで膨らんだアーカイブスの中からかたちづくられた大友良英のドキュメンタリー映画である。ミュージシャンを追ったドキュメンタリーや音楽史にまつわる劇映画を今年はたびたび目にしたが、『KIKOE』はどの作品とも圧倒的にちがう。めくるめくカットアップの手法は、ヒストリカルなストーリーを大友良英にインストールすることなく、むしろ中心であるはずの大友良英はさまざまな鳴りが響いている多岐の場に――轟音のフィードバック、破壊されるターンテーブル、ふぞろいに厚いジャズオーケストラの美旋律、白い部屋にあらわれる電子音、幽かに虫の鳴く庭、あるいは街の雑踏に――ほどけて拡散していくようであり、また、大友良英について具体的に言及しない(傍点…しない)音楽家やアーティスト、批評家たちをとらえた断片が、行間を広くとって立つアフォリズムのように、それぞれ異なる時空間の点在を浮かび上がらせる。その間に結ばれるであろう意味的なつながりを掴みとるのは難しい。少なくとも今はまだ、この作品の前には無数の解釈が横たわっている。広大無辺な夜空に点々と照らしだされる星ぼしを網膜にうつし、やがて星座がゆるやかに焦点を結びはじめる時を待つような、そういった熱烈な寡黙さのなかではじめて「音楽家 大友良英を定点とした ある体系」は見えてくるのだろう。いや、本作におさめられた声、歌、楽音、雑音、名づけようのない音の響きを鑑みるならば「見える」よりも「聞こえる」と言ったほうがただしいかもしれない。これはゴダールの『映画史』とよく似ているのだが、まずはただ聞こえてくる音に耳の穴をさらしていればよいのだと断言したくなる。監督である岩井主税はこの作品に「聞こえ」というタイトルを与えた、まるで偶然のふりをして。
人は一瞬で目を閉じることができるが、耳を閉じることはできない。あらためてそれを痛感させられたのは、昨年、大友良英が高嶺格とともに招き入れた暗闇(ENSEMBLES展「orchestras」@山口情報芸術センター)での出来事であったと思い出した。そこでは「見上げてごらん、夜の星を」が頭上から降りてくる一方、雷鳴や囁きが耳元を襲った。この無防備な器官でなされる、音を聴くという体験とは一体何なのか。まして、コンピュータを手にデータを処理することがさながら新たな仕様となりつつあるなかで、聴取とは、そして、ますます集積されるであろうアーカイブス、記録することの意味はどのように変容しているのだろうか。その問いと答えの徴を『KIKOE』は差し出している。
2009.07 web DICE/映画『KIKOE』岩井主税監督インタビュー(牧智美)
http://www.webdice.jp/dice/detail/1771/
2009.07 CINRA.NET/映画『KIKOE』対談 大友良英、岩井主税
https://www.cinra.net/interview/2009/07/23/000000.php
2009.07 『STUDIO VOICE』VOL.404/『KIKOE』音そのものの映画(南部真里)
岩井主税監督はこの映画を「大友良英を定点としたある体系の観察記録」という。<定点>は映像の流れを追うための足場であり<中心点>とはちがう。しかもこの場合、定点はたえず移動している。時間と空間を。20年前の90年代はじめからほんの数ヶ月前までを。東京から世界各地を。その軌道は幾何学模様となり、岩井主税はそれを体系と呼んだ。この体系は中心をもたず(あるいは無数の中心をもち)、閉域はなく、閉じることのできない耳と同じく外にひらかれている。
音楽をあつかった映画はいくらでもある。しかし音楽のような映画はすくない。500時間におよぶ膨大な量のアーカイヴからサンプリングするように断片を抜き出し、カットアップし、アウト・オブ・キーさながらにインタビューでは大友良英を語った部分を周到に迂回した『KIKOE』は、あえて名づけるとすれば音楽そのものの映画といえるのではないか。大音量のノイズ、アブストラクトな電子音楽、メロディアスなジャズからフォークの歌心まで、多彩な曲調の音を「聴く」ことで解釈するよりも「聞こえ」るままに受け止めたことで映画は音楽を構成(コンポーズ)し、構成全体を「聴く」ことで私たちはゼロ年代の「聴収」の問題点を上書きすべき場所にいることに気づかされる。ここで結論をだすことはできないけど、暗い空に白砂のように散った天体を結んだ座標のどこかに答えがあると夢想せずにいられない。
2009.05 爆音映画祭/『KIKOE』解説(樋口泰人)
たとえば対象となる人物やその人の仕事や状況を伝えるためのドキュメンタリーは数あるが、しかしその人の仕事そのものになることを夢見ているようなドキュメンタリーは少ない。本作もおそらく当初は、通常のドキュメンタリーのように「大友良英」をめぐる数々の取材をこなしていたはずだ。しかし対象となる人々にかかわればかかわるほど、それらを丁寧に伝えることではなく、まるで大友良英の音楽そのもののようになることが結果的には彼の存在や音楽を伝えることになるはずだと、映画そのものが欲望していった。そんな濃密な何年かの出来事が妄想される、映像や音の断片がまさに断片として、それを見るものたちの身体の隙間に潜り込み、潜り込んだ身体の中で次第に発酵していく、そんな作品。
2009.04 第38回 ロッテルダム国際映画祭レポート キネマ旬報5月上旬号 P75 岩井主税
2009.01 大友良英のJAMJAM日記/岩井主税くん おめでとう!
https://otomojamjam.hatenadiary.org/entries/2009/01/29
2009.01 シネマトゥデイ/ロッテルダム国際映画祭で満員御礼の好評ぶり!ミュージシャン大友良英のドキュメンタリー(中山治美)
https://www.cinematoday.jp/news/N0016728
2009.01 スローラーナー/ドキュメンタリー作品『KIKOE』を上映します。
https://slowlearner-m.hatenadiary.org/entry/20090121/1232544916
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“KIKOE” documentary of OTOMO YOSHIHIDE

A document of a system observed from a fixed point, and the point is the musician Otomo Yoshihide. It is a gesture, arbitrary yet perfect, as though connecting stars with lines and giving a name to the constellation. (Chikara Iwai)

“KIKOE” is the very first documentary of OTOMO YOSHIHIDE, focusing on his activities from 1990s to 2007.
Filmmaker IWAI CHIKARA has edited more than 500 hours of vast archives of OTOMO, into a 101 minutes documentary film with his distinct dimension. These archives includes interviews(...)(...)electronic music, film and TV drama music(...)

2009/Japan/Color/DV/Stereo/99min/4:3/NTSC/Japanese (Part English, French, Czech)
[*2010 Re-Edit 101min]
produced, directed, edited, camera & interview by Chikara Iwai

International Film Festival Official Selection
2009 The 38th International Film Festival Rotterdam, Spectrum (Rotterdam, Netherlands)
2009 Iberia Center for Contemporary Art / Chinese Independent Film Archive (Beijing, China)
2009 The 6th IndieLisboa-International Independent Film Festival (Lisbon, Portugal)
2009 SANFIC 5, Santiago International Film Festival -Chile- (Santiago Chile)
2009 The 14th Milano Film Festival (Milano, Italy)
2009 The 24th Mar del Plata International Film Festival (Mar del Plata, Argentina)


TRAILER

PERSONNEL

Otomo Yoshihide, Naruyoshi Kikuchi, Yoshio Ootani, DJ Spooky, Jan Svankmajer, Min Tanaka, Mattin , Taku Unami, Taku Sugimoto, Christophe Charles, Takahiko Iimura, Jim O'rourke, Makigami Koichi, Seiichi Yamamoto, Kahimi Karie, Mariko Hamada, Sachiko M, Juana Molina, Alfred Harth, Masao Adachi, Yasunao Tone, Yasuhiro Yoshigaki, Masahiro Uemura, Masami Akita, Tatsuya Nakamura, Tatsuya Yoshida, Ami Yoshida, Uta Kawasaki, Toshimaru Nakamura, Tetuzi Akiyama, Yamataka EYE, Keiji Haino, Mitsuru Nasuno, Hideki Kato, Axel Dörner, Mats Gustafsson, John Zorn, Bill Laswell, Ikue Mori, Karen Brookman-Bailey, Brunhild Meyer-Ferrari, Christian Marclay, Fred Frith, Jonas Mekas, Bob Ostertag, Masahiko Shimada, Kazue Kobata, Noi Sawaragi, Gen Hirai , Otomo Yoshihide's New Jazz Orchestra, Ground-Zero, I.S.O., COSMOS, Incapacitants, Sim, Hair Stylistics, Optrum, and more...

PROFILE (2009)

  • Otomo Yoshihide
    Guitarist/Turntable Player/Composer/Producer

    Born in Yokohama, Japan, 1959.
    Otomo has been active in performing concerts, collaborating and recording with numerous musicians and artists worldwide, while maintaining his independent stance. He is always pursuing sound on an experimental basis in varied areas of music, such as free jazz, improvisation, noise music, contemporary music, electronic music, and film and TV drama music. In recent years, he has also been working on sound installation at museums, improvised music workshops for the children with learning disabilities, and "kayokyoku" ; a particular genre of Japanese pop music. As a Film/TV/Video soundtrack composer, he has demonstrated exceptional talent for the works of Kiyoshi Kurosawa, Shinji Somai, Shinji Aoyama, Tian Zhuangzhuan, Ann Hoi, and etc.
  • Chikara Iwai
    Filmmaker/Artist
    Born in Gunma, Japan, 1977.
    By using different types of materials and medium such as video, 2D, 3D and installations, Iwai's works approach to refer to the particular phenomenon derived from "Recordings and recorded plate or media". In addition to the involvement in contemporary art with the award winning film at "One Minute Word Festival" in Brazil, he also creates PVs and short films for musicians in Japan and abroad. After committing himself at a TV production company "TV MAN UNION", he started filming a documentary of a world - renowned musician, Otomo Yoshihide in 2005.
    2001 BFA, Musashino Art University, Tokyo / 2004 TV MAN UNION, INC. / 2008 MFA, Tokyo University of the Arts, Tokyo
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